自分らしく働ける場所を求めて~ラポールヘア・グループ
第1話:「新たな旅立ち」
1999年、岐阜県出身の早瀬 渉(はやせ わたる)は、大学を中退し、ベンチャー企業に就職していた。ある日、都会の喧騒を見つめながら、彼は自分の未来を考えていた。
早瀬:「自分だけの事業を起こして、多くの人の役に立ちたい。でも、何ができるだろうか…」2000年、24歳の若さで彼は起業を決意する。
第2話:「日本初の挑戦」
2000年12月、早瀬は日本初のヘアメイク専門店「atelier haruka」を創業。都内や政令指定都市の駅ビル、主要商業施設を中心に全国展開を行う。
スタッフA:「お客様からの評判も上々ですね!」
早瀬:「皆が笑顔になれる場所を増やしていきたいんだ」
彼の情熱は、多くの人々を魅了していった。
第3話:「新たなステージへ」
事業譲渡後の2008年9月、早瀬はモッズ・ヘアジャパン(JASDAQ9439)に入社。わずか1年後に役員へ昇格し、約100店舗の営業統括責任者やブランディング戦略担当役員を兼務する。
同僚B:「早瀬さんのリーダーシップで、業績も上向いていますね!」
早瀬:「まだまだこれからだよ。一緒に頑張ろう!」
第4話:「震災と決意」
2011年3月、東日本大震災が発生。被災地の惨状を目の当たりにし、早瀬は心を痛める。
早瀬:「ブランドの垣根を越えて、被災地の復興支援をしなければ。本業を通じて社会課題を解決する事業に挑戦したい」
4月末、モッズ・ヘアの役員を退任し、新たな一歩を踏み出す。
第5話:「ラポールヘアの誕生」
2011年7月、宮城県石巻市に株式会社ラポールヘア・グループを設立。同年10月、最大被災地である石巻市にラポールヘア1号店をオープン。
早瀬:「震災で多くの美容室が失われた。生活基盤の再生と雇用創出が急務だ。業界課題でもある出産後の女性美容師の復職率の低さ、高齢化に焦点を当て、被災地で社会課題を解決していこう」
第6話:「誰もが自分らしく働ける場所」
ラポールヘアは店長や責任者を置かず、居心地の良さを追求。女性たちが働き続けたいお店作りを実現する。
スタッフC:「自分の働きたい時間に働けるなんて、夢みたいです!」
スタッフD:「キッズルームもあるから、子どもがいても安心して働けるわね」
早瀬:「美容師としての技術を持ちながら活躍できないのは勿体ない。ここで再び輝いてほしいんだ」
第7話:「広がる笑顔」
現在、宮城県石巻に本社を構え、直営店とFC店を合わせて230店舗を展開。多様な人材の多様な働き方を実現し、地域コミュニティを支えている。
お客様E:「訪問美容で自宅に来てくれると助かるわ。歳をとってもおしゃれを楽しみたいものね」
早瀬:「地域の皆さんがハッピーでいられるよう、これからも頑張ります!」
第8話:「課題と向き合う」
しかし、課題もある。ママさん美容師は勤務時間が限られ、土日祝の出勤が難しいことも。
スタッフF:「子どもがいると、どうしてもフルタイムは難しくて…」
郊外や地方では人材確保が困難であり、人口減少のリスクも抱える。
早瀬:「多店舗展開で管理が煩雑になるが、働きやすい環境を整備して乗り越えよう」
第9話:「未来へのチャレンジ」
早瀬はさらに、タイやベトナムなど海外展開も進めている。
早瀬:「女性たちが家庭と仕事を両立し、何歳になってもイキイキと働ける社会を作りたい。そのために、働きやすい環境を整え、一人でも多くの人材を雇用していくんだ」
スタッフ一同:「社長、私たちも全力でサポートします!」
次回予告:「笑顔の輪を世界へ」
ラポールヘア・グループの挑戦は続く。女性たちの笑顔を世界中に広げるため、新たな物語が始まる――。
震災の被害で東北沿岸部の3割近くの美容室がなくなりました。
復興には生活基盤の再生、雇用をつくる事業の創出が急務でした。
業界課題である出産後の女性美容師の復職率の低さと、地方の高齢化に焦点をあて、被災地及び地方展開で社会課題を解決していく美容室として展開しました。
美容師として技術を持っていながらその技術と経験を生かさないことは大変勿体ないことです。
そのような方々に、再度活躍できる場を提供したい。
また、60代70代でも働き続けられる場をつくりたい。
美容室は地方のコミュニティを担う事業だと思ったことが事業の始まりです。
企業理念
誰しもが自分らしく働き社会と繋がることを通じてWell-beingを実現した地域コミュニティが増えていく社会
企業のビジョン
ラポールヘア・グループは、多様な人材の多様な働き方を実現することで、 日本国内の地域課題や業界としての課題に取り組み、 お客様・働く人・地域がハッピーであることを目指しています。
Info基本情報
社名 | 株式会社ラポールヘア・グループ |
業種 | 美容 |
創業年月日 | 2011年7月1日 |
代表者氏名 | 早瀬 渉 |
本社所在地 | 宮城県石巻市大街道西2-2-27 |
資本金 | 15,050,000円 |
社員数 | 社員2人、業務委託、パート数名 230店舗 |
代表者生年月日 | 1976/6/25 |
会社HP | http://www.rapporthair.com |
Info代表者経歴
1976年岐阜県生まれ。
大学中退後ベンチャー企業に就職し、2000年に24歳で起業。
2000年12月、日本初のヘアメイク専門店「atelier haruka」を創業。
都内および政令指定都市の駅ビル及び主要商業施設を中心に全国展開を行なう。
同社事業譲渡後、2008年9月に、モッズ・ヘアジャパン(JASDAQ9439)に入社。
入社1年後役員へ昇格。直営店、FC店を含むグループ約100店舗の営業統括責任者、商品事業統括、マーケティング担当役員及び、ブランディング戦略担当役員を兼務。
国内・アジアのグループ店舗への経営指導、M&A事業を主に行なう。
東日本大震災を機に、ブランドの垣根を越えて被災地の復興支援、および、本業を通じて社会課題を解決する社会性のある事業に挑戦するため、2011年4月末日にモッズ・ヘアの役員を退任。
2011年7月に宮城県石巻市に株式会社ラポールヘア・グループを設立。
同年10月に最大被災地である石巻市に、ラポールヘア1号店である復興支援美容室を創業し、現在に至る。
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